はじまり

Photos

ひとつ大きな決断ができました。

 

 

2016年いっぱいでライブ活動を休止します。

 

 

夏、色んな所に足を運んで、ずっと待ってくれていた人たちに会いました。

長い子だと、何年って単位で待っててくれてたんじゃないかな。

 

会いに来くれてありがとうね。

ずっと行きたい、行くからねって文字で言っていたけれど、

出来ないことは言いたくなかったからちゃんと叶えられて本当によかった。来てくれてよかった。

感極まって泣きそうになる瞬間が何度もあった。

 

生で見た私の唄はどうでしたか?

 

 

春ごろから、「ライブが一番好きだから」とライブでしか歌わない曲を用意して、ほとんどのステージで歌いました。

一期一会ってもう二度と会わない相手を指す言葉らしいんだけど、

そんなつもりがちょっとあったのかも知れない。

 

 

やっぱり顔見て話せるし、

直球で反応が返ってくるから。ダメならダメだし。

生の空間は自分にとってこれから先も本当に勝負できる場所だと思う。

 

場数を踏む度にできることが増えたし、

自分の周りを見る余裕ができた。

「これがしたい」という行動に付随する理想像も見えて来た。

1回1回をもっと煮詰めなければいけないし、

技術的な障壁、集客ができない問題、コンディションの最高値を当日に合わせて作れていないこと、

そんな現実をやっと整頓して嚥下できた。

 

 

「音楽辞めたら死ぬわ」

という気持ちはずっとあって、それは今も変わってない。

だけどライブ空間に関しては、「ライブをやるからお客さんを集める」という現状から、「お客さんがいるからライブをやる」にできないといけなかったと思うんだ。

待たれてる、と思えることがこんなにも大きいのかと実感した夏だったし、

生々しい話だけど。

お財布事情的にも東京でライブするって厳しいことなんだって遠征ライブ先で久しぶりお金をいただけて分かった。

 

 

これからの話をしよう。

幾つか音源のお仕事を請けてる。

このままいけば、先は来年の夏とかその辺になるはず。

近いものは年末に1つ。

それに関するイベントだったり、っていうのには出演する予定です。

 

生がいちばんと言ったけど、自分の強みの一つは曲に自分なりのアプローチができて、サウンドを作れることでもあると思ってて。

年明け、2枚のCD制作に関わらせていただいたけれど、まがりなりにも音作りのレベルも高めたくなった。

動画は変わらず出そうと思うよ。曲も作る。

 

あとサポート。去年末少しやらせてもらって、今後もやりたいなって思ってる。

 

 

誰でも発信できる時代だから供給が過多で、その中で自分にしかないものを探すのは難しくて。

たぶん沢山の未だ見ぬ才能はそんなところで闘ってると思う。

きっとその沢山の発信者に埋もれて忘れ去られてしまうから、それが怖くて、ライブをやめたら終わりだと思ってた。

 

でも出来たよ。埋もれる度胸も忘れ去られる勇気も。

そんな依存的な強迫観念でやる音楽なんて見るのも聴くのもしんどいだけだもんね。

ワンマンやったしミニアルバムを2枚出せた。

去年と今年と「フェス」という場所に立てた。

沢山の人の前で歌えた。

一体いままで立ったステージで見てくれた人たちを累計したらどのぐらいの人数になるんだろう。

 

 

私は変わるし、みんなも変わっていくんだよね。

好みが変わるし、好きなもの自体も勝手に変わってたりするものだから。

エンターテインメントはそうやって消費されるといいと思う。

一瞬でも誰かの人生のエネルギーになれていたのなら年取ってもずーっと自慢してたいぐらい素敵なことだよ。

 

 

最後のライブは12/29(木)の晩に決まりました。

その前にイベントでもう1回歌えそうかな。

 

その先は、いつだとは言いません。

まあ、ちょくちょくライブハウス出入りしそうではあるけど。

 

 

長旅に行ってきます。

 

 

 

 

関係各位

3年半でお世話になったすべての方に個人的にご挨拶を差し上げることができませんでした。

この場での報告になってしまうことをお詫び申し上げます。

またのうのうとお世話になる日が来るかもしれませんが、

その日までに今までお世話になった恩を返せるように更に精進します。

後退する気は更々ありません。

 

これからも何卒、宜しくお願いいたします。

 

 

2016年10月  金子文香